M u s t a r d の ショッパー

毎日の日課として、ミシンを踏んで袋を製作し、シルクスクリーン・プリントしています。( 簡単に言うと、Tシャツくんです。)

”樹”というものについて、好きと言う方は、とても多くいらっしゃると思いますが、自分もその中の一人であり、とても心惹かれます。

作曲家 武満徹氏は、自身の著作の中で、フランス人作家ル・クレジオの”樹”に対する言葉を、幾度となく紹介しています。

「 樹が誰にも迷惑をかけず、他のものから何も奪いもせず空に向かって枝を伸ばして立って満足しじっとしていることを(人間)が知るとき、樹は一種の普段の非難となり、また、一種の理想ともなる 」(「ル・クレジオは語る」ル・クレジオ、ピエールロスト、望月芳郎訳、二見書房刊より引用)

樹の立ち姿を見るたび、このことばを想います。