先日にも少しお伝えさせて頂きましたが、今月は、atelier KUSHGULの手織り布で制作した、カバン中心の展示を行います。
染色していない、生成りの色合いのタコ糸とガラ紡の糸それぞれを、手機で布地にし、カバンを作りました。
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atelier KUSHGUL 春展 「 素色しろいろ 」
2020.3.20(fri.) – 3.29(sun.) ※ close 3/25
at M u s t a r d 3F gallery
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古代の日本人が「しろ」とよんでいた色には、「素」と「白」という2つの使用上の区別がありました。
そのうち、「素」は、自然のままの色彩で、その色相が何色であろうと「素色しろいろ」と表現していることを、古代染色家 故前田雨城氏は文献より、説明をなされております。
その「素色しろいろ」を目で捉えるのではなく、耳を澄ませてみる。
するとどうでしょう、そこからは、無音・沈黙といったものではなく、確かに何か ” ことば “を発しているように、感じられるのです。
生命力に溢れ、ひらかれた ” ことば ” が。
